本日、3月1日は稚内市内の高校で一斉に卒業式が行われました。

卒業・・・。というフレーズに、私たちも敏感に反応してしまいます。

そこで、本日、卒業式を迎えられた卒業生の皆様へ、不肖ながらひとこと添えさせていただきます。

卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。

私たちは日々、人生の最終章、つまり「人生の卒業式」に立ち会う仕事をしています。そこでいつも感じるのは「人生は長いようで短く、その終わりは突然、誰にでもやって来る」ということです。

だからこそ、みなさんにどうしても伝えたいことがあります。

残念ながら”命”には限りがあります。

会いたい人には、会えるうちに会ってください。伝えたいことは照れずに伝えてください。「ありがとう」や「ごめんね」は、思ったその時に言ってください。

一日一日はかけがえのない時間です。今日、隣にいた友人、いつも見守り支えてくれた家族、厳しくも導いてくれた先生方・・・。その存在は当たり前ではありません。

人生の最期に立ち会い思うことがあります。

その人の人生を輝かせるのは、特別な出来事ではなく、誰かと過ごした時間だということです。どれほど成功を収めた方でも、思い出されるのは何気ない出会いや家族との会話、友人との思い出だったりします。

これからみなさんは、就職や進学でこのマチを離れる人もいるでしょう。あるいはここに残り、地域を支えてくれる人もいるでしょう。期待と同じくらい不安もあるでしょう。自分に自信が持てなくなる時もあるでしょう。失敗し、遠回りもするでしょう。

そんな時は思い出してください。

ここまで歩んできた自分を。支えてくれた人たちのこと。

どうか忘れないでください。

どの道を選んでも、このマチで育った大切な一人です。「ただいま」と言える場所があること。

私たちは、人生の最期をお支えする仕事をしています。だからこそ願っています。

みなさんには、今日からはじまる一日一日を、悔いのないように大切に生きてほしい。そしていつの日か、この地域を支える大人として、誰かの人生を支える存在になってくれることを心から期待しております。

みなさんの未来が、希望とあたたかなご縁に満ちたものでありますよう、ご祈念いたします。

心からの祝福を込めて、はなむけのことばといたします!